【本日の七十二候】霞始靆(かすみ はじめて たなびく)

おはようございます!
本日は三連休の最終日ですね。
皆さんどこかお出かけされましたか?

2020年2月24日~2月28日は
【第五候】次候 霞始靆(かすみ はじめて たなびく)でございます。

春霞がたなびき、山野の情景に趣が加わる頃、
遠くかすかな眺めが、ほのかに現れては消える移ろいの季節です。

■候のことば…霞と霧(かすみときり)
 薄ぼんやりとたなびく霞と、目の前に深く立ち込める霧。
 春には霞と言い、「たなびく」という動詞が用いられ、
 秋には霧と言い、「たちのぼる」という動詞が用いられます。

■旬の野菜…辛子菜(からしな)
 辛子特有の辛みと香りがある野菜で、その種から和からしを作ります。
 葉や茎は油炒めや漬物、おひたしにオススメです。
 また、パスタの具材や餃子の具にも合います。

■旬の魚…素魚(しろうお)
 身が透明で、光が素通りするため、この名が付きました。
 川に上ってくる素魚を踊り食いで食べるのがこの季節の風物です。

■旬の兆し…野焼き
 野焼きとは、春先の晴天のない日に火を放って、枯草を焼き払うことです。
 灰が動物の飼料となる草の成長を促し、わらびやぜんまいなどの発育を
 助ける肥料になります。
 奈良の若草山や京都の大原など全国的に行われる春の風物詩です。

■旬の行事…北野菜種御供(きたのなたねごく)
 菅原道真の忌日、2月25日の京都北野神社の祭礼です。
 菜種の花を挿して献じ、花がない時期は道真が好んだ梅を代わりにし、
 近年では梅花祭として親しまれています。

次回、2月29日に、草木萌動(そうもく めばえ いずる)をご紹介いたします。


【出典】白井明大(2012)『日本の七十二候を楽しむ-旧暦のある暮らし-』東邦出版

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