【本日の七十二候】黄鶯睍睆
おはようございます。
ここ最近、風邪やインフルエンザが流行しておりますので、
皆さまお気を付けください。
2020年2月9日~2月13日は
【第ニ候】次候 黄鶯睍睆(うぐいす なく)でございます。
春の到来を告げる鶯が美しい鳴き声を告げるころ。
うぐいすは昔から、春の訪れを象徴する野鳥として人々に愛されてきました。
別名は「春告鳥(はるつげどり)」です。
■候のことば…鶯
鶯のさえずりを聞くと、春の訪れを感じます。
古来より「梅に鶯」といって春の兆しを愛でてきました。
ホーホケキョと尾を揺るがして鳴き、ケキョケキョと続けて鳴くことを
「鶯の谷渡り」といいます。
■旬の野菜…さやえんどう
緑あざやかで、さわやかな味わいがこの時期にぴったりです。
さやごと食べられる実にはビタミンCやカロテンが多く含まれます。
■旬の味覚…鶯餅
こしあんを求肥(ぎゅうひ)で丸く包み、鶯の形にした和菓子です。
青大豆きな粉(青えんどう豆を挽いた粉で作ったきな粉)をまぶし、
淡い緑の鶯色に仕上げます。
■旬の魚介…鯡(にしん)
鶯が「春告鳥」と呼ばれるように、鯡も「春告魚」と呼ばれています。
味わい深く、脂がのり、酢飯によく合います。
■旬の兆し…梅の開花
まだ寒い早春の彩る梅の花は、『万葉集』の時代から古来、
数々の歌に詠まれてきました。
■旬の行事…偕楽園 / 水戸の梅まつり
日本三大庭園の一つに数えられる水戸の偕楽園は梅の名所です。
二月下旬から三月下旬に行われる梅まつりでは、
夜間にライトアップされる夜梅祭などが催されます。
次回、2月14日に 魚上氷(うお こおりを のぼる)を ご紹介いたします。
【出典】白井明大(2012)『日本の七十二候を楽しむ-旧暦のある暮らし-』東邦出版